レンレンと行くヴァナ・ディール冒険綺譚

ただただ思ったことを、だらだらと書くだけですよ?

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2010.03.03 Wed 03:51
こんにちは、こんばんは、お久しぶりですこの企画。
多分もうやらないだろうと思っていましたが、何故か書いてしまいましたw
えぇ、えぇ、まぁとりあえず何も言いません書きません。
ただ一言。

読むな!とだけ・・・w

「あ~ぁ、面倒だなぁ。課題で発火薬40ダースとか」

ここはバストゥーク共和国の中枢、大工房内にある鍛冶ギルド。
そこでは一人のミスラが黙々と合成を続けていた。
合成し始めてどれくらいの時間が経ったのだろうか、既に鍛冶ギルドのショップは閉まっている。

「あにゃ、ショップ閉まってる・・・。まだまだ沢山残ってるにゃ・・・」


Aka100227220520a.jpg


そのミスラは酷く落ち込むと、その場を後にした。



「はぁ~金が貯まらん」

腕を組み、渋い顔をさらにしかめて男は一人ごちる。
彼はこの大工房の責任者で、とにかくギルが大好きだ。
三度の飯よりギル、まさに金の亡者と言えるだろう。
そんな彼がいつもの様に大工房内を視察していると、目の前に一枚の紙切れが落ちていた。
いつもならそんな紙切れなど無視するが、何故かその時だけはその紙切れを拾い上げた。
開いてみるとそこにはこんな一文が書かれていた。


  親愛なる大工房責任者様へ。
  明日の夜、貴方様のギルを頂戴いたします。

                     L・M
                   

それは彼の大好物を盗もうとする者からの、予告状であった。



「ぁぅ、また明日合成しに来ないといけないにゃ・・・」

普段から丸い背中を、さらに丸くしたミスラが大工房内にあるアルタナの女神神像の前でお祈りをしていた。

「明日には課題の納品が出来ますように、どうか明日一日無事に過ごせますように」

おそらくは敬謙なアルタナ信者なのだろう。しばらくの間祈りを捧げ続けていた。
するとそこへ後ろからエルヴァーンの男性が現れる。

「やぁユッキ、また会ったね」

いきなり声をかけられびくっと驚く、しかし振り返るとそこには見知らぬエルヴァーンが立っていた。

「え~っと、どこかでお会いしましたっけ?」

まったくの初対面のはずである。そんな見知らぬエルヴァーンに声をかけられいぶかしむが答えは出ない。

「あはは、この姿じゃ無理もないね」

というとそのエルヴァーンは突如光に包まれると、次の瞬間には居なくなっていた。否、足元にいた。

「やあ、僕だよ、ミレドシラッドさ」

クルッと一回転し、ポーズを決めると彼は自らの名を明かす。

「ミレドシラッド、久しぶりね」
「あら、私も居るわよ?」

聖堂から大工房へと続く階段を、ミスラが降りてくる。

「ルトも?何か匂うわね・・・」

ルト・ミュリラー、ミレドシラッド。裏の世界に僅かでも通じているものならば聞いたこともあるだろう。
世界にある、ありとあらゆる珍しいアイテムを求め、時には人をだまし、時には人を助けることもある盗賊だ。
そんな彼らが二人そろって大工房にいる。彼らを知るものならばまず怪しむだろう。

「失礼ね、別に何か派手にやらかそうだなんて思ってないわよ?」
「そーゆー問題じゃないでしょうに」

以前も同じような状況に出くわしたことのある彼女としては、阻止したいような、阻止したくないような、複雑な気持ちである。

「それで、またアイツ裏金でも作ってるの?」
「ご名答、ま、それを私たちがまた頂きに来たってワケ。どう、貴女も協力してくれない?以前よりも警備が強化されててね。私たち二人じゃ手に負えそうに無いのよね」
「ユッキに手伝ってもらえれば確実だね!どうかな?」
「・・・いつよ?」

なんだかんだで最後には承諾してしまう、誰にでも優しく、面倒見のいいところが彼女の可愛いところである。

「決行は明日の夜、もし何か用事があるのなら先に済ませておきなさい」
「ハイハイ、それじゃ明日の夜ね。」

そう言って別れると、大事なことを忘れていたことを思い出す。

「しまった!発火薬作らないといけないのに、こんな約束・・・」

結局作りきれなかった課題の発火薬、期日は明後日までとまだ余裕はあるが、それでもまだまだ数はある。
もっとも、1日で20ダースは作れたのだ。そう時間もかからないだろう。
そうあたりをつけると、彼女はモグハウスへと足を向ける。



翌日、早朝から残りの課題をこなそうと、鍛冶ギルドには合成に勤しむユッキの姿が見られる。
発火薬、もともとこれは合成の分野でも錬金術に類される合成品ではあるが、その材料として「ボムの灰」が用いられている。
しかしこれを通常取り扱っているショップは通常は無く、大工房内にある火薬研究所が取り扱っている品であるため、彼女はこの大工房にいるのだ。
一応材料分のギルは渡されているので、お財布の心配は無い。

「これで40ダース目!」


Aka100227220358a.jpg


土のクリスタルに封じられた属性力を巧みに操り、それぞれの材料を合成していく。
一見単純そうに見えるクリスタル合成も実際にやってみると想像以上にその制御は難しく、より高度な品を作る際にはそれ相応のスキルとセンスが必要になってくる。
そんな中でも発火薬の合成は、下級職人が通る一つの試練とも言えるだろう。
それを40ダース、この課題を課した者も彼女の技量を理解しての課題だろう。多分・・・

「で、できたー! くはぁ、めんどかった~」

人目もはばからず、その場に倒れこむユッキ。まぁ無理も無いだろう、朝早くから合成を続けていたのだ。
出来た発火薬を早速かばんにしまい込む。
時間を確認すれば約束の時間であった。

「うわぁ、結構時間かかったな~。でも時間も丁度いいし、そろそろかな」

発火薬で重くなったかばんを肩にかけ、鍛冶ギルドを出るユッキ。しかし・・・

むぎゅぅ

開けた扉を閉めたときにかばんを挿んでしまった。
稀によくある事なので、あまり気にせずそのままかばんを引っ張り出す。
そのまま約束していたアルタナの女神神像まで駆けていった・・・。



数十分後。

「なななな、無いーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

大工房には、男の絶叫が木霊していた。



一方同じころ大工房内では一つの機材を熱心に操作していた技師が二人。

「お、おい!せっかく完成した錬成窯、もっと丁寧に扱えよ!」
「んな事いったって、これの制御滅茶苦茶大変じゃないか!」
「だから二人でやってんだろ!ぁ、コラ、炎の属性力が洩れてるぞ!」
「だーかーらー、こっちは炉内の圧力制御と不純物率の制御で手一杯だって!」
「ちょっ、おまっ、燃料入れすぎだって!しかもそれ炎属性のじゃ!?」
「うは、やば、制御できねー、ってこれヤバくね?」
「やばい所の騒ぎじゃないって、この洩れて止まらない炎の属性力どうするんだよ!?」


Aka100227220721a.jpg


錬成窯、最近出来た大工房の新しい合成の形だ。
今まで一人で行っていた合成を、複数人で、より確実に、より高品質の物を作ることを目指した新たな合成である。
もっとも、まだまだ試行錯誤の段階であり、錬成に失敗すると何が起こるか解らない、非常に危険なものである。

「あはは、もうダメだ。洩れとまらねー」

次の瞬間、洩れていた炎の属性力が制御を解き放たれその力を顕現させる。
爆発。
もっとも、それは錬成窯を操作していた者にしか影響を与えない、極小さな爆発である。そのはずだった。
しかし閃光は瞬く間に大工房全体へと広がり、同時に激しい爆熱を生み出していった。
つまり大爆発、それも大工房を丸々飲み込むほどの凄まじいものであった。

後の調査で判明したことだが、爆発の原因こそ錬成窯であるのだが、どうやらそれ以外にもこの大爆発には原因があったようだ。



「はぁ~疲れた~。今日は早めに寝よっと」

合成に仕掛けの解除と、大工房内を駆けずり回った一日。
疲れて眠かったが彼女は明日の準備をするため仕度を始める。
特に明日は発火薬の納品期日だ。これだけは忘れてはならない。
モーグリに預けてあった20ダースと、今日作った20ダース、合計40ダース。
これらを確認しようとかばんを開ける。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

20ダース、あれだけあった発火薬が1つも見当たらない。
正確には20ダース分を入れた袋は見当たるのだが、その袋はぺったんこであった。
疲れているのだろうか?自分の目をこすり、一度大きく伸びる。
再度かばんを開けてじ~っと見つめてみる。
あった。
そこにはいつ空いたのだろうか、ぽっかりと、しかし小さな穴が空いていた。
空いた穴と、無くなった発火薬。これらが指し示す事実とは・・・
理解した。なにか悪い夢だと祈ったが、現実はかくも残酷だ。

「なななな、なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

モグハウスには、彼女の悲鳴が悲しく木霊した。



__________________________________________


いかがでしたでしょうか?
元ネタはバストゥーククエストの「七つの綿密なトリックを」です。
それに+αを加えてみましたが、結構中途半端になってます;;
アンマリキニシナイデクダサイ、いつものことです。(´・ω・`)

肝心なギルを奪う場面ですが、ネタバレ等を考慮して省略してあります。
決して面倒になったとか、そーゆー理由で省略してるワケではありません!






それでは、もしも4度目があればまた・・・
No title
アップされてから2ヶ月ほど経ってやっとこ読めた!
発火薬ノルマが辛くて寝込んでたんですよ。。
登場するユッキネコのおっちょこちょいぶりがリアルに
似ていて一人プっとなっちまったw
「七つの綿密なトリックを」のクエ・・・
何回かトライしたけどクリア出来てないことを思い出した。頭使うクエは嫌いだ!!

次回の”KSS”楽しみにしてますよ!
From:ゆっき URL 2010.05.07. Fri 01:32 [Edit]
Re: No title
>ゆっきさん
読んでもらって【やったー!】
毎回毎回読んで頂いて嬉しいッス!(*゜ー゜)

>次回の”KSS”楽しみにしてますよ!
【えっ!?】次ですか・・・多分半年か、1年後あたりで・・・

ぁ、七つの綿密なトリックはメモがあれば行けます!
というか、無いとむりっすw
なんで暇があったらリベンジしませう!w
From:Rレン URL 2010.05.26. Wed 01:05 [Edit]
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